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就労実績と就労者の声

就労実績

2016年4月14日の熊本地震と翌日の本震を経験し、人と人との繋がりの大切さを痛感しました。私達ができる事を精一杯やる中で多くの人からの感謝の言葉を頂きました。人に喜ばれる活動が自分を元気にすること知り「プロボノカリキュラム」が生まれました。プロボノとは自分の知識や経験を活かし社会貢献すること。縁あってオルタナに来られた方々の将来への希望とその人の特性を生かし社会とマッチングするのが私たちの使命だと考えてます。勇気を持ってオルタナに来てください。いつでもあなたを受け入れます。様々な職種の職場実習を通じて、開所して6年目で就労された方々は31名になりました。

■就労者数 40名(就労移行支援事業所、指定放課後等デイサービス、障がい者支援事業所、介護職、飲食業、青果市場、 サービス業、配管業、製造業、運輸業、飲食業、上天草市地域おこし協力隊等、広告業、熊本市嘱託職員、就農、菓子製造メーカー、広告業、一般事務職、玉名市地域おこし協力隊。

※令和元年6月現在(平成24年4月~令和元年7月)

アンカー 1

就労者の声

■一般就労者・Nさん(30代・男性)

■就労先 (就労継続支援B型事業所 職業指導員)

私はオルタナでたくさんの素晴らしい出会いがあり、今の自分がここにいると思っています。初めて見学に行ったときは、戸惑い、「あんまりいきたくないなぁ」というのが正直なところでした。その後、一般就労したものの長続きせず、一回じっくり自分と向き合って病気を克服しようと思いオルタナの施設長に相談しました。

オルタナに行き施設の中やスタッフの方と少しずつ話をしていくうちに徐々に自分の気持ちがよいほうに変わり始めました。たくさんの優しいスタッフの方やメンバーさんと話をしていくうちに自分の落ち着ける居場所ができたと思えるようになりました。

 

月一回行われているブートランチ、湯島でのリブートキャンプ
本当にアットホームな感じでみんな和気あいあいと不安や悩みを語れるプログラムが組まれています。
オルタナで出会った方、学んだことはすべて私の大切な宝物です。
平成28年3月に精神保健福祉士の国家試験に合格し私は現在、就労継続支援B型事業所の職業指導員として責任ある仕事に就くにあたり、オルタナで生活していた日々を忘れずスタッフさんの言葉を思い出しながら一生懸命頑張りたいと思います。 


最後にこれからたくさん悩むこともあるかもしれませんが、「こんにちはー」と気軽に、オルタナに顔を出しに行きたいと思います。アットホームで皆が温かく迎えてくれる場所 、それがオルタナです。

■就労者・Iさん(30代・男性)

■就労先(放課後等デイサービス支援員)(精神保健福祉士)

私は、平成24年から2年間オルタナに在籍しました。私は、子どもの時から感じた人と微妙に違う違和感がありました。学校生活の中でみんなが当たり前にできることが、当たり前にできないことによりいじめを受けて来ました。

当時は、発達障害ということばはけっして一般的ではなかったのですが、明らかにそのような違和感を感じていました。大学で福祉や障害児教育を学ぶなかでその思いは確固たるものになりました。卒業後、介護福祉の現場で働き職場でのヒヤリハットが連発し二ヶ月で辞職しました。その際、ハローワークの職員から障害者雇用なども考えた方がよいとアドバイスをいただき、診断の為の受診や市役所での手続きなど心労が続きました。その後、オルタナを利用することになりました、当時のオルタナは施設から開墾していく営みを皆さんで行ない、けっしてその作業は好きではありませんでしたが、自然の中での日々を汗を流しながら頑張りました。子どもたちに気持ちがありましたので、近くにあります国際教育を中心にした幼稚園との交流活動を企画立案し皆さんとともに取り組みました。また、スタッフ側に私の思いが伝わらずに身体が辛くなるような思いもありましたが、それすらもいまとなっては良い経験です。職場実習においては、障害者雇用を我が社の大切な宝物と捉えていらっしゃる大津町の産廃処理の会社や、事務系の仕事も体験させていただきました。その結果、利用開始時に受けた職業適性検査では、動物の餌やりしか適性と判断されませんでしたが、1年半後には事務系やサービス系も適性があると判断されました。


そして、2年間の最後には、私のあるがままを欲しいとおっしゃって下さった今の職場に出会いまして、適性を生かしながらお菓子の営業や販売、法人が運営する児童ディサービスで子どもたちに真剣に寄り添い、子どもたちのかがやく個性を伸ばしたいと奮闘しています。と同時に、熊本市内において発達障害を持つ仲間たちが集う、当事者会シェアハートの運営を行ない、仲間たちと共に前を向いて歩んでいます。
最後になりましたが、悩んでいる当事者のみなさま。あなた方は一人ではありません。自分自身に誇りを持ってください。皆さんが、次のステップに進む営みの選択肢として、オルタナを活用してみませんか?

■就労者・Mさん(20代・男性)(発達障害)

■就労先(運輸業)

私は一般就労を目指すためにオルタナに入りました。以前継続支援A型事業所で働いていた経験を活かし、スキルアップを考え、技術を磨くことに決めました。
オルタナでは様々な分野の作業が体験でき農園管理や釜での炊飯や調理、DIYと言ったセラピーカリキュラムや自分の特性を活かしたプロボノカリキュラムがあり、それらを継続して行うことにより、体力に今までよりも自信が付き、スキルアップが上昇してくると実感しました。そういう活動をスタッフの方とメンバーさん達で一丸となり協力し合い、色々と成功させて行くことができました。オルタナに来る度、みんなをファミリーだと日々感じていました。助けたり、助け合ったりする所がオルタナだと思っています。今までオルタナで行って来たことを仕事に活かして行きたいと思います。

■就労者:莟 和宏さん(32才 ・男性)(躁うつ病)
■就労先:上天草市湯島 地域おこし協力隊

私は5年前にうつ病を発病しました。その頃は大きな組織の海外担当部署で働いていたのですが、元々の性格的な傾向で無理して仕事を頑張り過ぎたり、人から良く思われるために無理して人付き合いしたりといった事が積もり積もって、ある時突然めまいが治らなく不眠になってしまいました。そして初めて心療内科を受診すると即入院ということになり、それから3年間入退院を繰り返すことになりました。最終的にはもう仕事どころではなくなり、家族に諭されて退職しました。まずは生きる事を優先しなさいと。

それから半年してオルタナを知り、まずは通って生活リズムを取り戻し、元々好きだった畑作りをさせてもらえました。最初は通う事もきつかったのですが、興味のある事や好きな事をさせて貰い、徐々に普通の生活を取り戻す事ができました。それからはオルタナで農園を作ったり、新しい事業所を作るための大工体験、ドローン事業、通販事業、看板デザイン、ネット構築などいろんな事を頑張りました。湯島リブートキャンプで湯島を知り、癒され、島に行く事が楽しくなりました。1人でも畑の管理にしばしば行くようになりました。そうしているうちに本当に湯島が好きになり、湯島で農業をしたいという夢ができました。


すると偶然にも上天草市で「地域おこし協力隊」という、島を活性化するために働く要員が1名募集され、採用されました。今からは島の農業の振興、ネットを用いた情報拡散などが主な仕事になります。農業もパソコンもこれまでの経験でスキルを持っており得意分野なのでしっかり活かせると思います。一度は生きる希望も失っていたのですが、オルタナと出逢って人生が生まれ変わりました。10代の頃に夢見た「田舎で農業する」という夢が長い間紆余曲折しましたが、今叶いました。これもオルタナのスタッフやメンバーを始め、周りの方の支えで成し遂げられた事で、そのご縁に感謝し、これからは大好きな湯島のために一所懸命頑張ります。

■就労者:Yさん (20代 男性 )

■就労先:飲食業

私は、学生時代から周りの人達との違和感をずっと抱えていました。社会人になって精神科を受診し「アスペルガー症候群」「社会不安障害」と診断されました。
一般企業に入社するも、なかなかコミュニケーション面がうまくいかず、その影響で仕事にも支障をきたし、1年以内にやめてしまうという経験が何度もありました。
そんな悶々として生活している中、オルタナという施設があることを知りました。今まで就労支援は何件か受けたことがありますが、自分にはしっくり来ませんでした。オルタナのホームページを見てここはいいのではないかと思い、思い切って利用開始しました。
利用開始するにあたってまず生活リズムが少しずつ整っていき、午前は作業で体を動かす、午後は座学で頭を使う、など毎日繰り返していくうちに体が健康的になり、自分の得意なこと、やりたかったことが明確になっていきました。また、苦手だったコミュニケーションもみるみる上達していき、人前で話すという事もできるようになりました。
オルタナに通って「自分の能力を必要とされる」「地域や人に貢献する」「人との繋がりの大切さ」など、数えきれないほどの喜びを学ぶことができました。
また、数々の成功体験を重ねることにより自分の価値を見出すことができました。
スタッフの方々をはじめ、オルタナメンバー、今まで関わった人々にとても感謝しています。このご縁を大切にして、これからを頑張っていこうと思います。

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